風の子会「外へ出よう 2018横浜」

日時:9月8日(土)

場所:横浜周辺を散策

参加者:風の子会メンバー、ロータリアン、ボランティア(合計56名)

 

本年度も毎年恒例のNPO法人風の子会主催にて障がい者の方々と車イスで街を散策するイベント、「外に出よう 2018横浜」を開催いたしました。

当日は快晴で天気に恵まれ、むしろ陽射しが熱くみんなで汗を滝のように流しながらの元気な散策となりました。

例年通りJR田町駅芝浦口に朝10時に集合し、そこから6班に分かれて、班ごとに自由に計画した散策ルートを楽しみました。

各班はリーダー1名と車イスの方が2~3名程度、歩行可能な障がい者の方が2名程度、ロータリアンが3~4名、その他にボランティアの方が参加し、各班10名前後のメンバーでの行動となりました。

朝10時過ぎにJR田町駅を出発し、京浜東北線の石川町駅で下車して、横浜中華街までのんびり歩いて向かいました。駅周辺の歩道は思いのほか狭く、自転車が歩道部分にまではみ出して路上駐車していたり、対面からの歩行者との道の譲り合いなどもあって車イスが歩道を移動するのに気を使う場面も少なくありませんでした。

中華街に到着した頃には正午ですっかりお昼時になっていましたので、はじめに中華街にある中華料理屋さんでランチを頂きました。

美味しい中華料理を堪能した後に横浜中華街の散策を行いました。天気に恵まれたこともあって、横浜中華街の往来は大勢の観光客でごった返しており、車イスでの移動は歩いている人たちにぶつからないように注意する必要がありました。

呼び込みの元気なおばさんから天津甘栗をお土産に買い、吉本興業プロデュースの一風変わった「おもしろ水族館」でユニークな魚たちを見学しました。

その後は中華街の名所でもある、関羽を祀った「関帝廟」を訪れました。関帝廟に上がるためにはスロープのない階段を上らなければならず、元気なロータリアンとボランティアのみんなで力を合せて障がい者の方を車イスごと上まで運んでいき、思いがけず食後の良い運動になりました。

関帝廟を見学した後は賑わう中華街を歩きながら「山下公園」まで抜けて、重要文化財の「氷川丸」をのんびり眺めながら、樹木の木陰に座って足を伸ばして冷たいドリンクで休憩タイム。

帰りは元町・中華街駅から東横線で横浜駅まで行き、そこから京浜東北線に乗り換えてJR田町駅まで戻ってきました。土曜日だったことも有り、横浜駅のエレベーターは大きなトランクやベビーカー連れの人たちが列をなして並んでおり、私たち車イス2台がエレベーターに乗ってホームに移動するまでにだいぶ時間を費やしました。

一部の班が電車に乗り遅れて午後4時の点呼に間に合わず、少しだけやきもきする場面もありましたが、最終的には暑い日差しにもかかわらず誰ひとり体調を悪くすることなくみんな笑顔で楽しく解散することができました。

私は「障がい者は外にでよう」のイベントに参加したのは今回が初めてでしたが、いざ参加して実際に自分で車イスを押してみると、メインターミナルである駅などの公共施設でさえ、十分なバリアフリー対策の徹底にはまだまだ達していないのだなと強く感じました。車イスなどの障がい者の方々が積極的に外に出て、笑顔で様々な体験を重ねて、どんどん社会で活躍していけるようにするためにも、私たちはもっともっと物理的にも心理的にもバリアフリー化を徹底していかなければならないと痛感した一日でした。

みなさんもぜひ次回の「障がい者は外に出よう」にご参加頂ければと思います。

以 上

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