風の子会「外へ出よう」

日時:2016年5月22日(日)9:00~16:30
場所:山手線沿線(田町駅港南口集合)
参加:ロータリアン13名・子供2名

 

毎年恒例の風の子会の方々と街を散策する「障がい者は外に出よう」を開催いたしました。当日は天気にも恵まれ、日差しは強かったですが散策するにはとても気持ちのよい日となりました。田町駅芝浦口に朝10:00に集合後、5班に分かれて各班が自由に計画した散策ルートを回りました。

 

第1班:第1班は車椅子3名とともに散策しました。田町駅出発後、東京駅にて赤煉瓦の駅舎を背景に記念撮影、丸の内のショッピング街を抜けて三菱第一美術館前で休憩を取りました。その後、東京国際フォーラム内で昼食を取り、相田みつを美術館を見学。銀座へ向かい、新しくできた東急プラザの屋上で展望を楽しみました。帰りは新橋駅から乗車し、田町駅に戻りました。東京駅丸の内口のバリアフリー状況を確認。まだまだ工事中ではありましたが良くなっていることが確認できました。新橋駅はただいま工事中でしたので、山手線に乗車するにはエレベーターがなく、エスカレーターを1レーン貸切状態で車椅子用の仕様に駅員さん切り替えてもらう必要があり、時間がとても掛かり大変でした。 (藤井(万)記) ロータリー会員(岩上義明、島本幸治、大野弘人、藤井万博)

第2班:第2班は車椅子3名・歩行可能な障がい者1名を佐藤・橋本の会員と他のボランティア・職員でお世話いたしました。集合場所の田町からJRで有楽町に向かい下車して東急プラザの屋上で銀座界隈を望み清清しい気分で歩行者天国を闊歩し、銀座三越のデパ地下で弁当を買い込みお互いおかずをシェアーしてお昼を楽しみました。東京駅へ向かう途中、東京国際フォーラムで記念写真を撮影して三菱第一美術館前で美しいバラの花を見てから切手郵便局経由で東京駅でバリアフリー調査を行いました、調査結果は丸の内から八重洲に向かう所でバリアフリーに問題を見つけましたましたので申告をどうしましょうとの問題を残して田町に戻り、我々の奉仕活動が気分爽快のうちに終わりました。(橋本年男記)    ロータリー会員(橋本年男、佐藤仁)

 

第3班:田町駅〜 3班は上野駅へ。ここが上野とは信じ難い瀟洒な駅構内を散策しつつ地下の新幹線ホームへ。ランチの目星をつけておいた有名洋食店に戻ると長蛇の列。あきらめて 駅弁を買って上野公園でいただく。青空の下食べる駅弁は最高、結果としてこっちで正解。アメ横で買い物したりお茶したり、御徒町駅から帰路へ。駅での移動に難渋することは無かったが、最低限な印象。エレベーターは車いすが1台しか乗れないことも多く、ベビーカーも交えた順番待ちの列ができる。こういうのにストレスを感じて外出を控えてしまうこともあるのだろうと思った。(関 記) ロータリー会員 (藤井宏章、石井達、関陽一、関さんご家族)

 

第4班:RCメンバーは木下京子さんと私清水實でした。コースは山手線で田町から巣鴨へ行ってとげ抜き地蔵などがある商店街をあるいてみたい、という車いすの大田稔さんの希望。巣鴨駅の車いす対応は使いやすいか、表示は見やすいか等々記録は木下さん担当。駅に近い鉄火丼おすすめの飯屋に入り早めの昼食、昼食後はとげ抜き地蔵でお参りをすまし、ちょっとした買い物をして、巣鴨駒込の1駅を移動して六義園に。六義園、緑はきれいだがちょうど花は端境期、時期が合えば枝垂れ桜の美しい緑の桜の前で写真撮影。時々やているらしい大道芸を見学しておひねりをあげて退園。山手線の田町から対極にあるような場所だったので行きと帰りは別のルートで田町に戻る。(清水實記)  ロータリー会員(清水實、木下京子)

 

第5班:5班は、車いすの方3名とボランティア8名、合計11名で10:45に田町を出発しました。当初の予定は、新宿のルミネで吉本のお笑いを見る予定でしたが、入場チケットが2,000円を超えているためか当日中止になり、代わって東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館に行くことに成りました。山手線での移動は、田町駅と新宿駅で事前に連絡を取り合い、ホームと電車の間をわたすアルミパネルを敷いて、車いすでの車両乗り込みを安全で簡易にして頂きました。この駅間での連携を行うための時間調整(車両確認人員配置等)が20分位ありました。新宿に到着すると、それは大混雑の人込みで、EVのある場所までのホーム上の移動は傾斜がありとても大変でした。車いすを押しているからこそ、それに気付きました。EVは、1Fホームから2Fの連絡通路まではホームごとにありますが、地下の歩道を通って移動をしようとしたところ、B1へ向かうEVはたったの1基、あの広い新宿駅で1基しかないとは驚愕しました。よくよくまわりを見ても、車いすの人は全く見かけません。外出する車いすの方は、新宿のバリアフリーの状況を知っている、だから居ないのでは、その様なことも想像しました。それはそうと、移動中にリーダーの石井さんが突然お帰りになったようで、合計10名と成り、先ずは食事をしようということになり、場所探しと移動で一苦労でした。突然居なくなる寛容な空気も新鮮でした。その後、美術館へは地上に上がり、歩道を歩いて向かいました。路上での目の不自由な方の点字標識が、車いすで通ると結構な力と振動に成ることを感じました。借りている車いすが、とても重くタイヤも小さく、操作性があまりよくないことも原因であるとも感じました。美術館では、みんなで自由に絵を鑑賞しました。ここにはゴッホのひまわりがあることもあり、帰り際には大変混雑していました。そこから少し休憩し、新宿駅に向かいますと、日曜日ということで遅めの休日を楽しむ人たちで、午前中よりさらに混雑しており、駅のホームは人で一杯でした。しかし、電車に車いすで乗り込もうとしていると、さっと人がよけ、譲ってくれる人が大勢おり、日本人はやさしいということを、押している立場で感じました。その後田町駅に45分ほど遅れて到着しました。私は今回で2回目ですが、健常者では、気にもかけない、小さな段差、傾斜、ちょっとした隙間でも、迂回しなければならない等の課題、まわりの人のさり気ないやさしや気遣いも感じました。立場や見る角度で見えてくることあること。こういう事業では、場所の選定や計画的な行動を行わないと、当たり前ですが、結構時間が無駄に成ることも痛感しました。

                             (淺沼記)ロータリー会員(浅沼洋一、張宇)

 

 

 

まとめ:毎年開催される「障がい者は外にでよう」に参加させていただくと、公共施設においてのバリアフリーはまだまだ行き届いていない状態だということを参加者全員が改めて感じ、障がい者の方々がいかに外出することが安易ではないことを痛感いたします。もっと気軽に外出できるようになるよう、バリアフリー化が進んでもらえたらと思います。今回は車椅子の方々と一緒に散策させていただきましたが、街を散策されているときはとても楽しそうで、このような企画はとても喜ばしく、良い機会だと改めて思いました。散策後は近くの居酒屋にて反省会を行いました。たくさん汗をかいた後の一杯は最高です。次回もたくさんの方のご参加を願います。(藤井(万)記)

 

 

 

 

 

 

 

 

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